オンライン教育プラットフォームの中でも、LearnWorldsは全体管理の柔軟性と多機能性で多くの教育者や企業から高い評価を受けている。
この【LearnWorlds入門ガイド】では、オンラインスクール全体管理の注目機能に焦点を当て、ホワイトラベルからユーザー分析、定期レポート、オンラインコースの詳細分析、受講者の成績管理、そして受講者情報の一括処理に至るまで、その機能概要を説明している。
このガイドを読んでいただくことで、LearnWorldsを効果的に活用し、受講者エンゲージメントとコース品質を高めていくイメージを固められるはずだ。
1. ホワイトラベル
「ホワイトラベル」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
「ホワイトラベル(ホワイトレーベルとも呼ばれる)」という用語は、無地の商品パッケージに、各小売業者が自社の企業ブランドをデザイン・表示したうえで販売する形態、に由来している。
スーパーマーケットのプライベートブランド製品でいうと、多くのスーパーマーケットは、自社ブランドの商品を販売しているが、これらは他のメーカーが製造した商品に自社のブランドを付けているケースがほとんどだ。
たとえば、Aメーカー製造のトイレットペーパーがBスーパーのブランドで売られる、といったような具合だ。
同様に、LearnWorldsでは、「ホワイトラベル」のオンラインスクールを構築することが可能だ。
つまり、LearnWorldsで契約してスクールを立ち上げる運営者は、(ソフトウェアのメーカー・提供元としての)LearnWorlds社の名前を出すことなく、完全に自ブランド名でのスクールとオンラインコース販売の管理を行うことが可能、ということだ。
完全なフル「ホワイトラベル」化は、Learning Centerプラン以上で可能となるが、Pro Trainerプランであっても、独自ドメインの導入が可能であるし、修了証などのためのカスタムテンプレートを用意することが可能となっている。
プラン別の比較表は以下の公式サイトからの引用画像を参照して頂きたい。
出所:LearnWorlds社公式サイト | https://support.learnworlds.com/support/solutions/articles/12000019498-how-to-white-label-your-learnworlds-school
「ホワイトラベル」を用いることで、スクールのロゴ、色、フォント等を統一することで、ブランドの一貫性を保ち、顧客体験と顧客満足度の向上が期待できる。
なにより、顧客に対してプロフェッショナルな印象を与えることが可能だ、ということが一番のメリットであろう。
>>> LearnWorldsでのホワイトラベルの設定方法は、「How to White-Label your LearnWorlds School」を一読願いたい。
>>> LearnWorldsがいかに真のホワイトラベルソリューションを提供し、Teachable、Thinkific、Kajabiといった競合サービスと比較してどう位置付けされているかが分かるブログ記事「The Best White-Label Online Course Platform for Elearning Businesses」も是非参照して欲しい。
2. ユーザー分析
出所:LearnWorlds社公式サイト | https://support.learnworlds.com/support/solutions/articles/12000076855-user-progress-user-segments
User Analytics(ユーザー分析)は、コース、受講者、および受講者の学習活動に関するデータを解釈し分析するためにLearnWorldsが提供している、強力かつ柔軟な分析エンジンである。
User Analyticsの機能は、
- User Progress/ユーザーの進捗(上の引用画像参照)
- User Segments/ユーザーのセグメント
- Course Insights/コースの稼働状況からの洞察
- Scheduled Reports/スケジュールされたレポート
- およびReports log/レポートログ
という5つのメニューセクションに分かれている。
このUser Analyticsは、Pro Trainerプラン以上で利用可能だ。
>>> LearnWorldsのサポート記事「User Progress & User Segments」で、ユーザーの進捗とセグメントについてさらに詳しく知ることができる。
3. 定期レポート
LearnWorldsは、Reports Center(レポートセンター)と呼ばれる強力かつ柔軟な分析エンジンを備えており、それによってスクールの管理者はコース、受講者、販売、および学習活動に関するデータを分析することができる。
この機能により、レポートの自動抽出とEメールでの送信(受信者はレポートをダウンロードできるリンクを受け取る)のスケジュール設定が可能である。
出所:LearnWorlds社公式サイト | https://support.learnworlds.com/support/solutions/articles/12000076079-how-to-schedule-reports
これは、特定の受信者向けに受講者のセグメントと受講者の進捗レポートを送ることができ、Learning Centerプラン以上で利用できる。
>>> スケジュールされたレポートについて、詳しくは「How to Schedule Reports」を参照頂きたい。
4. オンラインコース詳細分析
LearnWorldsのCourse Insightsは、スクールのパフォーマンスについて深い洞察を提供する唯一のeラーニングデータ分析および可視化ツールである。
この機能により、スクール管理者は、ビジネスや教育に関する意思決定を行う際に大いに自信を持てるはずだ。
このツールは、コースと受講者に関する最先端の可視化と洞察を提供可能だ。
受講者がコースとどのように関わっているかを素早く理解し、ボトルネックを見つけてコースの品質を向上させるのに非常に有用である。
>>> コースの洞察について、公式サイト「Course Insights – Dashboard」を参照して欲しい。
>>> また、公式ブログ記事「Introducing: LearnWorlds Course Insights」も是非一読願いたい。
5. 受講者の成績管理
出所:LearnWorlds社公式サイト | https://support.learnworlds.com/support/solutions/articles/12000079941-how-to-grade-assessments-or-provide-feedback-review-center-
Gradebookは、受講者の試験や課題設問における成績をオンラインで記録するシステムである。
オンラインスクールのGradebookメニューからは、受講者の成績と回答を表示・エクスポートすることができる。
さらに、スコアを編集したり、試行をリセットしたり、特定の試験の試行を削除(例:ユーザーAの2回目の試験結果を削除する等)することも可能である。
このシステムを用いれば、クラス全体のパフォーマンスを一覧できるばかりか、優秀な学生と遅れを取っている学生を特定し、それぞれの受講者に対して適切な対応を取ることもできる。
LearnWorldsのGradebook機能があれば、評価データの分析などの取り扱いに悩まされることもなくなるだろう。
>>> 詳細は公式サイト記事「How to Grade Assessments or Provide Feedback (Review Center)」も参照して欲しい。
6. 受講者情報の一括処理
出所:LearnWorlds社公式サイト | https://support.learnworlds.com/support/solutions/articles/5000652002-user-management-bulk-actions
LearnWorldsの一括操作機能を使用すれば、User Management Pageから直接エクセルファイルをアップロードすることで、受講者を一括でインポート、登録、登録解除、タグ付け、一時休止、または削除することができる。
全ての一括操作は、アクティビティの履歴ページで監視することができ、誰がいつ何を更新したのかを見失うってしまうこともない。
>>> 一括操作の全体的な管理について詳しくは、「User Management – Bulk Actions」を一読願いたい。
以上、【LearnWorlds入門ガイド】オンラインスクール全体管理の注目機能、という記事をお届けした。
ご自身のオンラインコース作成プランの参考として欲しい。
海外製ソフトウェア故、公式サイトは英語となっているが、ChatGPTやDeepL、Google翻訳などの翻訳ツールや、ウェブブラウザの標準機能や拡張機能によってサイトを日本語に翻訳しながら閲覧することのハードルは非常に下がっていると考えている。
時間のある読者は、公式サイトを訪問して頂き、数々の魅力ある機能の理解を深めて欲しい。